さてさて今回は今年の3月に完成した網走市小麦集荷施設を見学してきました。
この施設はオホーツク管内で収穫された小麦を集めて、船やトラックでドドンと出荷する素敵施設です。
ここは中央制御室
サイロの状態や出荷積み込みの管理など、ここのモニターですべて把握できるようになっている、この施設の頭脳です。
どうやってトレーラーから麦を下ろすのかなと思ったら、床を傾けて横のあおりをきるという、とってもワイルドなおろし方でした。
荷受計量器
トレーラーなどで運ばれた麦の重量を計る機会です。
一番高い所で42mもある施設を階段でちまちま登るなんてナンセンス(笑)
一気に最上階までワープできます。
写真の昇降機で荷受した麦を施設の一番上まで持っていきます。
昇降機のを回すモーター
昇降機もデカけりゃモーターもデカいです。
昇降機で上にあげた麦をこのダクトで各サイロに分配します
サイロは全部で24基あり、1基750㌧全部で18000㌧もの麦を入れることができます。
ちなみに100kgの小麦からできる小麦粉の量は74kgくらい
日本人1人が一年で食べた小麦粉の量は平均で約32kgなので一人で全部食べ切るには
416、250年かかります(驚愕)
各農協の麦稈工場で不純物などを取り除いていますが、ここで最終的にゴミを取り除いたりボルトなどの混入が無いように金属除去機や掃除機を通します。
この排出コンベアーでサイロの麦を船やトレーラーに送ります。
船への積み込みは1500㌧をたった3時間で積んでしまう優れもの。
ちょうどこの日は船便が無く、積み込みの様子が見れなくて残念><
ここから出荷される麦の6割が日清と日本製粉に行くそうです。
各地域から来る麦は細かく成分分析され、ここの地域の麦を買いたいなどのオーダーが入るので、生産者の皆様は製粉会社をうならす様な素晴らしい麦を作りましょう。
オカモト