第10回HP運営員会取材  「牛のおしっこで匂いが消える!?〜環境ダイゼンの消臭剤〜」

1.取材するにあたっての経緯

 

 当初HP運営委員会の会議にて、牛の排泄物を原材料にしている消臭剤がある。しかも、原材料として、JAオホーツク網走の液肥センターからも提供しているらしい!なおかつそんな高度な技術を有する企業が、隣町の北見にある!!との情報が。

 

 これは、一体どのようなものなのか?「JA液肥センター」の現況から、「環境ダイゼン」においての製品の種類やコンセプトなどを紹介してみよう!という名の下今回の取材を敢行致しました。

 

 

 1)JA堆肥・液肥センター

 

 「JA堆肥・液肥センター」(以下液肥センター)では、平成5年度より家畜尿や堆肥のれき汁を土壌菌を活用して、無害・無臭の有効な液体に変化させる取り組みに成功しました。

 

 この液肥には匂いが全く無く、畑に散布することで土壌中の未分解有機生物の処理を行い、土つくりが可能に。組合員はこの液肥を購入することができます。

 

2)株式会社 環境ダイゼン 

 

 北見市端野町に本社を構える、株式会社環境ダイゼン(以下環境ダイゼン)。

 環境ダイゼンは、代表取締役社長の窪之内覚氏が北見市内の「ホームセンターダイゼン」勤務時代に製造販売を開始した、「バイオ消臭剤きえ~る」の製造・販売権を定年退職を機に譲渡していただき設立した企業です。平成18年に丸10年となりました。

 現在の主な業務内容としては、以下の通りです。

1.「バイオ活性水」の消臭力・抗菌力などの効果に着目した商品開発、製造、販売。

2.木酢液を利用した商品開発、製造、販売

3.その他環境保全や改善に寄与する商品開発

 

 

 会社URL  http://kankyo-daizen.jp 

 

 3)「きえ~る」の誕生

 

 

 当時、酪農家が持ち込んだバイオ活性水の性質を活用して、腐敗系の悪臭に対応できるバイオ消臭剤「きえ~る」を開発。公害の元が公害を制す!としてメディアで取り上げられてきました。

 我々も取材に伺い知ったのですが、バイオ消臭剤の製造に関しては職人としての勘と技術が必要で、生産部の司る仕事はまるで酒職人の杜氏のようでした。

 

 現在ではこのような多種にわたる商品が開発され、

全国に販売されております。また車内の消臭効

果も認められ、大手メーカーからも採用されている

ほどの実力。知らぬ間に私たちの生活を支えてくれ

いるのだと実感しました

2.商品の価値と今後の展望 

 

 以前は水質汚染が懸念されていた、家畜のし尿処理問題。しかし家畜のし尿を原材料として消臭剤を作り出した企業が我々の身近にあったのです。

 「公害の元が公害を制す」という言葉の通り、「きえ~る」は、環境大国日本を牽引していくそんなハイブリッドな商品なのではないでしょうか。

 現在日本各地で多発している地震や異常気象による災害。そんな災害現場では衛生的な問題も出てきます。近年記憶に新しい熊本県益城町を震源とした熊本地震の被災地にも、いち早くこの商品を寄付し、被災地の復興と被災者の生活の維持に貢献したという点に、取材した私たち皆が感動しました。 

 日本の技術が我々の生活の根幹を成している。企業努力の賜物に感謝し、私たちも応援したい!と感じました。

 

 

 編集HP運営委員会一同

 

カウンター

網走・東藻琴を学ぼう!

青年部と係わりの深~いリンク集です。

網走・東藻琴を学ぼう!
網走・東藻琴を学ぼう!