第6回 17年目のとうふづくり ~グリーンヒル~

今回は、網走では皆さんご存知、網走市嘉多山地区にある「グリーンヒル」さんにおじゃましました!
グリーンヒルは地元の農家の方が集まり、野菜直売をはじめアイスやとうふなど、自分たちで加工販売しています。

 

そんな中今回は「とうふづくり」を取材してきました。

とうふづくりの開始は朝6時。

冬なのでまだ真っ暗です。

この日はかなりしばれました…(平成26年1月18日)

 

毎週水曜日と土曜日はとうふ作りの日。水曜日はあぶらあげも作るそうです。

 

夏場は畑仕事もあるのでもう少し早いそうです。

まずは、約15時間水に浸した大豆を水切りします。

今回は、白大豆と青大豆の2種類のとうふを作ります。

 

白大豆(ゆきほまれ)はもちろん国産(たぶん北海道産)。交付金の関係もあるので、農協から仕入れます。

青大豆(枝豆の品種)はとうふ作りの代表、黒川さんの豆です。

すりつぶして、熱湯に投入。

 

今日は長谷川夫妻がとうふ作りの当番。

いつも、2名体制で作業してます。

班が4組あるのでローテーションで作業してます。

吹き上がってきたら、水をいれ煮立たせます。

3回くらい繰り返します。

 

この鍋で一回に30~40丁のとうふを作ります。

冬場は3~4鍋のとうふを作ります。

煮立ったら、機械にかけ「おから」と「豆乳」に分けます。

 

おからは近所の養鶏所に行き、鳥のエサに。一部はイベントなどでドーナツとして販売。

豆乳を試飲。

豆のあまさがほんのり…美味いっ!

あたりまえですがとうふ味。

 

※コンビニとかで一般に売られているのは味が調整されています。

 

 

3回くらいにわけ豆乳に「にがり」を投入。

水分とタンパク質(とうふ)に分離されます。

 

豆の使う時期で固まり方が違うので、にがりの量は常に調整するそうです。

にがり=粗製海水マグネシウム

 

塩を作った時にできる副産物です。

 

もちろん、試飲を・・・

しょっぱ苦い味が一気に広がり…

何とも言えない独特の味です…罰ゲームには最適です。

上水を捨て、固まった部分を型に流し込みます。

一部は小さなザルの上に…

 

 

型に入れたほうは1.5~2kgの重さをかけ水を切る。

小ザルのほうは、水がある程度切れたら入れ物へ

とうふを豆乳で浸し、ふたをしたら人気商品「ざる豆腐」の出来上がり。

一方、型にいれられた方は…

 

いけすの中で型を外し…

包丁で切って…

「もめんどうふ」の出来上がり!

 

 

とうふはグリーンヒルの店頭販売のみ。ここでしか買えません。

 

7~8月が客入りが良く、とうふが売れるそうです。

 

 

 

お決まりのように「ざる豆腐」「もめんどうふ」を試食させていただきました…というか、試食ではなく本気食いですね…長谷川さんのサービスに甘えたくさんいただきました!

 

できたてのホカホカ温かいところを…

 

ウマいに決まってるじゃないですかっ!!

4時半に起きたかいがありました!

 

 

もともと、地元農家で作っていたとうふを「広く皆さんに食べてもらいたい」とはじまったグリーンヒルのとうふ作り。今年で17年目を迎えるそうです。

 

長らく続けてきたスタッフの努力は大変なものだと思いました。同じ農家として頭が下がります。

 

これからも、おいしいとうふをたくさん作ってください!!   望月

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