今回は、網走では皆さんご存知、網走市嘉多山地区にある「グリーンヒル」さんにおじゃましました!
グリーンヒルは地元の農家の方が集まり、野菜直売をはじめアイスやとうふなど、自分たちで加工販売しています。
そんな中今回は「とうふづくり」を取材してきました。
とうふづくりの開始は朝6時。
冬なのでまだ真っ暗です。
この日はかなりしばれました…(平成26年1月18日)
毎週水曜日と土曜日はとうふ作りの日。水曜日はあぶらあげも作るそうです。
夏場は畑仕事もあるのでもう少し早いそうです。
まずは、約15時間水に浸した大豆を水切りします。
今回は、白大豆と青大豆の2種類のとうふを作ります。
白大豆(ゆきほまれ)はもちろん国産(たぶん北海道産)。交付金の関係もあるので、農協から仕入れます。
青大豆(枝豆の品種)はとうふ作りの代表、黒川さんの豆です。
すりつぶして、熱湯に投入。
今日は長谷川夫妻がとうふ作りの当番。
いつも、2名体制で作業してます。
班が4組あるのでローテーションで作業してます。
吹き上がってきたら、水をいれ煮立たせます。
3回くらい繰り返します。
この鍋で一回に30~40丁のとうふを作ります。
冬場は3~4鍋のとうふを作ります。
煮立ったら、機械にかけ「おから」と「豆乳」に分けます。
おからは近所の養鶏所に行き、鳥のエサに。一部はイベントなどでドーナツとして販売。
豆乳を試飲。
豆のあまさがほんのり…美味いっ!
あたりまえですがとうふ味。
※コンビニとかで一般に売られているのは味が調整されています。
3回くらいにわけ豆乳に「にがり」を投入。
水分とタンパク質(とうふ)に分離されます。
豆の使う時期で固まり方が違うので、にがりの量は常に調整するそうです。
にがり=粗製海水マグネシウム
塩を作った時にできる副産物です。
もちろん、試飲を・・・
しょっぱ苦い味が一気に広がり…
何とも言えない独特の味です…罰ゲームには最適です。
上水を捨て、固まった部分を型に流し込みます。
一部は小さなザルの上に…
型に入れたほうは1.5~2kgの重さをかけ水を切る。
小ザルのほうは、水がある程度切れたら入れ物へ
とうふを豆乳で浸し、ふたをしたら人気商品「ざる豆腐」の出来上がり。
一方、型にいれられた方は…
いけすの中で型を外し…
包丁で切って…
「もめんどうふ」の出来上がり!
とうふはグリーンヒルの店頭販売のみ。ここでしか買えません。
7~8月が客入りが良く、とうふが売れるそうです。
お決まりのように「ざる豆腐」「もめんどうふ」を試食させていただきました…というか、試食ではなく本気食いですね…長谷川さんのサービスに甘えたくさんいただきました!
できたてのホカホカ温かいところを…
ウマいに決まってるじゃないですかっ!!
4時半に起きたかいがありました!
もともと、地元農家で作っていたとうふを「広く皆さんに食べてもらいたい」とはじまったグリーンヒルのとうふ作り。今年で17年目を迎えるそうです。
長らく続けてきたスタッフの努力は大変なものだと思いました。同じ農家として頭が下がります。
これからも、おいしいとうふをたくさん作ってください!! 望月