今回の取材のテーマはズバリ「農協あわゆきソース」です!
今年に入り、ソースがリニューアルされたの気付きました?
多くの人にこのソースを味わってもらいたい…そして、JAオホーツク網走を知ってもらいたい…という願いからのリニューアルです!!
販売の現状と開発秘話を聞きに札幌まで取材に行ってきました!
(←写真 千歳空港にて)
JAオホーツク網走が販売元となっている「農協あわゆきソース」。組合員さんはもちろん知っていて(?)一度は食べたことがあるはず・・・
(→写真 ホクレンくるるの杜にて)
大根おろしが贅沢に使用。しょうゆをベースにポン酢のようにさっぱりとしたあと味。ほんのりニンニクの香りが食欲を引き立たせる・・・
焼き肉、サラダ、鍋もの、冷やっこ、焼き魚など様々な料理に合う美味しさの引き立て役です。
(←写真 北海道どさんこプラザ札幌駅店)
このソース、美味しさはもちろんですが…
「安心・安全」にこだわってます。
特徴的な大根おろしは地元(現在、南部地区20集団)の大根を使用。
(→写真 丸井今井札幌本店 きたキッチン)
ベースのしょうゆは国内産の大豆を使用。
大豆は約95%が輸入品なのでなかなのこだわり…
その他の調味料ももちろん「安心・安全」をテーマに選出しています。
(↑Amazonでの販売の様子)→Amazonへ
このソースを実際に作っているのが
今回おじゃました「株式会社 南華園」さん
社長の佐々木さん(写真 右)
開発担当の鈴木さん(写真 左)
南華園…ご存じの方もいらっしゃるはず…
様々なタレ、スープなどを主に製造販売している北海道の代表的な会社です!
創業者(現在社長)の佐々木さんはもともと札幌市内でラーメン屋を営んでいたそうです。
すごく繁盛してお店にもお客さんが入りきらないほど…店に入れないお客さんが「家で食べるわ~」とスープを容器に入れ持ち帰ったのが、現在の商品開発のヒントだったとか…
現在、札幌市豊平区に本社・工場をかまえ、従業員約80名。
様々な消費者ニーズにこたえられるよう、工場には充填機をはじめ機械・装置類が大小合わせれば100種類以上。
南華園本社・工場(札幌市豊平区)にきたものの工場内は、衛生管理などの問題で潜入はNG。
そこで、あわゆきソースの開発責任者の鈴木さんから作業工程について細かく説明がありました。
「農協あわゆきソース」の作業工程
①原料計量
↓
②釜に投入・撹拌
↓
③加熱(一定温度まで)
↓
④理化学検査(数値でチェック)
↓
⑤官能検査(味、見た目でチェック)
↓
⑥容器に充填
↓
⑦計量
↓
⑧打栓機で閉める
↓
⑨水槽で冷却
↓
⑩脱水機で脱水
↓
⑪タオルで脱水(つぶれがないかチェック)
↓
⑫シールに賞味期限印字、ボトルにシールを貼る(手作業)
↓
⑬賞味期限の印字チェック
↓
⑭キャップにシュリンク(ビニールの封)をかける
↓
⑮段ボールに梱包(12本)
↓
⑯印字シールのチェック
↓
出荷へ
この作業で1日約4000本。
工程を聞いていると意外に手作業が多い。
容器に充填・計量はソースに固形物(大根おろしなど)が多いため機械作業が一部できないらしい。また、タオルでの脱水・シール貼りは商品チェックの上でも重要。厳しい商品の管理システムがひかれている。
と同時に、この工場では一日「約20品目」の商品が製造されているのには驚きだ。作業システムの管理もピカイチだ。
開発した鈴木さんに苦労した主な点を聞くと…
大根はその時々であじが違います。
このソースには大量に入っているため、大根に味が左右されます。通年で一定の味を出さなければならないことが大変…
近日中には「農協しろゆきソース」(玉ねぎベース)をリニューアル販売を予定。
南華園ではこれからも、北海道のものを使った、北海道にこだわった商品開発・製造を積極的に行っていくそうです。
現在「農協あわゆきソース」は南華園の協力により大幅に製造力をアップしました。
そのことにより北海道物産展を中心に、数年前より多くの方に手にとっていただくようになりました。
価格は大手に比べ、とてもかないませんが… 素材には自信があるんだな~
日本の食を先端で担う私たちが「安心・安全」にこだわり、挑戦していかなければならないと、今回の取材で思いました。
当JA販売企画室のみなさん、南華園のみなさん、ご協力ありがとうございました。 望月